開かずの教室

ー自分にはもう夢がない。なのに、周りの子にはある。

ー私の引きつった皮膚ではもう笑うこともできない。なのに周りの子は夢みて笑う。

ーどうして私だけ……。

周りを恨んで彼女は夢喰いになった。

「だからこの教室は封印されたの。夢喰いが外に出ないように、生徒の夢が喰われないように、」



最後の怪談話が終わると同時にろうそくが消えた。

……。

あなたは息を詰めて周りの様子をうかがう。

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