空と君とダイヤモンドと
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「初詣行こう!」
元旦。
塁くんに誘われた。
「そうだ、これあげるよ」
塁くんから手渡された三つの包み紙。
「三つ?」
「もう、取り上げられることもないから。去年…あ、もう一昨年か。一昨年のクリスマスプレゼントと去年の誕生日とこの前のクリスマス。渡しそびれてた」
こんなに毎回プレゼントを用意してくれてることに胸が熱くなった。
受け取れなかったのに。
まだ取っておいてくれたんだ。
「ありがとう。だいじにする」
「さ、行こう」
あたしの手を取って歩き出す。
あたしたちは付き合ってるわけではない。
でも、あの日からずっとあたしの傍にいてくれる。
「それ、似合ってるね」
塁くんがあたしの首元をさす。
「そうかな?」
「うん。さすがワカだね」
あの日、ワカからもらったクリスマスプレゼント。
あの日からずっと付けている。
「初詣行こう!」
元旦。
塁くんに誘われた。
「そうだ、これあげるよ」
塁くんから手渡された三つの包み紙。
「三つ?」
「もう、取り上げられることもないから。去年…あ、もう一昨年か。一昨年のクリスマスプレゼントと去年の誕生日とこの前のクリスマス。渡しそびれてた」
こんなに毎回プレゼントを用意してくれてることに胸が熱くなった。
受け取れなかったのに。
まだ取っておいてくれたんだ。
「ありがとう。だいじにする」
「さ、行こう」
あたしの手を取って歩き出す。
あたしたちは付き合ってるわけではない。
でも、あの日からずっとあたしの傍にいてくれる。
「それ、似合ってるね」
塁くんがあたしの首元をさす。
「そうかな?」
「うん。さすがワカだね」
あの日、ワカからもらったクリスマスプレゼント。
あの日からずっと付けている。