空と君とダイヤモンドと
━━ピーーーッ
お湯が沸いた合図が鳴る。
「よいしょっと」
棚からふたつの入れ物をだして注いでいく。
これを冷やせばお茶も完璧。
「今日はあとはこのノートか」
入部してからつけはじめたこのノート。
名前を覚えたいから皐月くんに選手の写真をもらって2ページずつくらいとってある。
毎日どの選手がどんな風に練習成果が出てたか記録してるんだ。
一週間しか経ってないけど、結構わかってきたつもり。
「佐橋先輩は…」
さっきまで見てた部活の様子を思い出しながら書いていく。
部員が100人以上いるから全ての人がその日なにをしていたのか書くのは無理だけど、名前は覚えたつもりでいる。
目立った結果を残したひとはここに書き加えるようにしてるんだ。
「お疲れ」
ノートを書いていると横に缶ジュースが置かれた。
「ワカ!」
「飲みな」
「ありがと」
ワカは部活がひと段落つくといつもこうして差し入れしてくれるんだ。
お湯が沸いた合図が鳴る。
「よいしょっと」
棚からふたつの入れ物をだして注いでいく。
これを冷やせばお茶も完璧。
「今日はあとはこのノートか」
入部してからつけはじめたこのノート。
名前を覚えたいから皐月くんに選手の写真をもらって2ページずつくらいとってある。
毎日どの選手がどんな風に練習成果が出てたか記録してるんだ。
一週間しか経ってないけど、結構わかってきたつもり。
「佐橋先輩は…」
さっきまで見てた部活の様子を思い出しながら書いていく。
部員が100人以上いるから全ての人がその日なにをしていたのか書くのは無理だけど、名前は覚えたつもりでいる。
目立った結果を残したひとはここに書き加えるようにしてるんだ。
「お疲れ」
ノートを書いていると横に缶ジュースが置かれた。
「ワカ!」
「飲みな」
「ありがと」
ワカは部活がひと段落つくといつもこうして差し入れしてくれるんだ。