お見合い相手は冷血上司!?
タクシーが止まったのは、空港からさほど遠くない場所に構えるホテル。
以前に一度テレビで見たことある、デザイナーズホテルだ。
課長の家にも負けてないミラー張りの塔のような外観を見上げていると、「早く来い」と手を引かれて中へと入る。
フロントでチェックインを済ませた課長はエレベーターの最上階、二十五階のボタンを押すと、降りて正面にある部屋にカードキーを差し込んだ。
ピー、とロックを解除する電子音が鳴ると、彼は扉を開けて、私の手を取りエスコートしてくれる。
「わぁ……!」
入って一番最初に目に入った景色に、私は子供のように慌てて窓に駆け寄った。
壁一面が窓になっていて、その窓からは、街全てを見下ろせるのではないかと思えるほどの夜景が広がる。
赤、黄、白、緑、と色とりどりのライトの光が、眩しいほどに輝いていて、まるでこの空の上を飛んでいるみたいだ。
以前に一度テレビで見たことある、デザイナーズホテルだ。
課長の家にも負けてないミラー張りの塔のような外観を見上げていると、「早く来い」と手を引かれて中へと入る。
フロントでチェックインを済ませた課長はエレベーターの最上階、二十五階のボタンを押すと、降りて正面にある部屋にカードキーを差し込んだ。
ピー、とロックを解除する電子音が鳴ると、彼は扉を開けて、私の手を取りエスコートしてくれる。
「わぁ……!」
入って一番最初に目に入った景色に、私は子供のように慌てて窓に駆け寄った。
壁一面が窓になっていて、その窓からは、街全てを見下ろせるのではないかと思えるほどの夜景が広がる。
赤、黄、白、緑、と色とりどりのライトの光が、眩しいほどに輝いていて、まるでこの空の上を飛んでいるみたいだ。