浅葱色の記憶
キス
なんて、不便なんだ!!!


帰りたい!!



未来が恋しい!!!




帰りたぁーーーーーい!!!!!





「どうして、女中なの!?
私も隊士がいい!!!」




ことあるごとに、文句を言いに
土方さんの部屋へ行く




ジッと私を見てから



「元は、原田のとこにいたんだが
戻ってみるか?」


「マジ!?戻る!!」


「人が斬れるならな」


「……」


この野郎!!!


「斬れんのか?」


「……斬らなくてもいいじゃない!」


「いざって時、やらなきゃやられる
出来ないんだろ?」


「土方さん……」


「なんだ?」


「性格悪い!!!本当!意地悪!!」



兎に角、文句を言って部屋を出る




知ってるよ

今ごろクスクス笑ってるんでしょ!!





ぷんぷんしながら、近藤さんの部屋へ


「買い物行ってきます!」


「おや?ご機嫌ななめかい?」


「土方さんに意地悪言われたんです」


「それは、すまなかったね」


「近藤さん…優しい」


「はっはっはっ ありがとう
歳のおかげで得したね」


「ふふっ 行ってきます!」





今日は、斎藤さんだったかな
















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