浅葱色の記憶
翌日



私は、原田さんの忠告を無視した



「荒木田!稽古終わったら、出掛けよう!」


荒木田は、面くらい瞬きをしてた



そして、河川敷に来た

ここなら誰にも聞かれない!



「荒木田 私も1つ言っておこうと思って!
私…女なんだ」



なんで?って、くらい大爆笑
芹沢さんといい、そんな笑う???



「冗談だろ!?」


あ…  信じてなかったのね…

胸元を開いて見せた



「嘘… 馬鹿だろ!なんで!!
いくら強くても、新選組の仕事は…
お前…女なんだぞ!危険だ!!」


大慌てし始めた



「なら、荒木田が一緒にいて守ってよ!」



荒木田は、すごく哀しそうな表情になる



「逃げようとしてることが向こうにバレて
ここにもいられないんだ」


「どうするの?」


「サクタを巻き添えにする気はない」






それから、荒木田に話をはぐらかされ


屯所に戻ると

部屋で、とんでもなく不機嫌な原田さん


「俺の話、聞いてなかったのか?」

「聞いてましたけど、私は疑われても
疑いたくないと、思ったので!」


「荒木田と何を話した」


「個人的なことです」


「言えよ!俺たちが庇ってやるから!」


「何それ…
2人の力を借りなきゃ信頼得られないような
疑われ方してるんだ?」





いわゆる反抗期みたいな会話




自分がどんな立場なのか理解した









その夜、永倉さんと原田さんとは
一言も口をきかなかった













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