私たちの、歪な関係


「じゃあまたね」

「ばいばい」

「…」

教室の前で駿くんとばいばいして私達は自分の教室へ入ると私は花音に課題を渡した。

「ありがと優衣!天使!」

「あはは、大袈裟。がんばれ」

「うん!」

自分の席へ行くと、窓の外に隼を見つけた。

あ、隼だ。

遅いなぁ、もうそろそろ時間なのに。

ぼけーっと窓の外を見ていたが、それは先生が来たことによって打ち切られた。



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