私たちの、歪な関係




私はそんな隼を見ている事しか出来なかった。






















翌日。朝駿くんと会うことは無かったけど、休み時間に2人が一緒にいるところを見かけた。


…なんだ、大丈夫そう?


昨日は驚いたけど、まぁ私が首突っ込むことでもないかなぁ。


そしてそのまま放課後になり、隼の教室へ行くといつもみたいに隼と駿くんはいた。


「優衣ちゃんばいばい」

「ばいばーい」


そして私が来ると駿くんは帰っていった。


「隼ー、ハルちゃんのとこ行こーっ」


「ああ」


やっぱりいつも通りだ。


昨日のことは無かったみたいに。


「そうそう、今日ねー」

私が今日あったことやゲームのことを話しても特に変わった様子はない。


……昨日の事は夢?














「じゃ、少し隼待ってて」

「はいはい」


そしていつもみたいに保健室を出てふたりきりにさせると私は図書室へ行ってこの前の続きを読んだ。



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