死神執事と、トラブルメーカーな私の話
「っ・・・・・」


小さな嗚咽に、哨の背中から指を離す。


「・・・・・・・・」


月の細い光だけの暗闇の中、哨の震えた吐息が響く。

それを聞いて、胸の中で何かがつかえた。息を吸うのになぜか苦しい。

空気を振動させて哨の嗚咽が肌に刺さる。


何か言おうとして、でも言葉が出てこない。


「・・・・・・哨」
< 247 / 284 >

この作品をシェア

pagetop