死神執事と、トラブルメーカーな私の話
呼びかけるが、応答はない。


背中の傷が痛々しくて、哨がそれによってどれだけ体以外も傷ついたのか。


「・・・・・・悪い」


そう考えてみたら、口から言葉が溢れた。

哨の嗚咽が止まる。


「・・・悪かった。

・・・あんたを、守れなかった」


あの日からずっとそばにいたのに、なのに気づけなかった。哨の痛みをわかってやれなかった。

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