死神執事と、トラブルメーカーな私の話
ーー『あんたの主人の母親は、夜な夜な教育と称して、てめーの娘に暴力を振るっているらしいよ』ーー


今日何度も思い出しているコウの言葉がまた思い浮かぶ。


ーー母親ーー。


あまり話したことはない。最初哨の執事になった時に会って、それからたまに見るぐらいだ。

顔は哨に似て整っていた気がする。しかし哨とは違い、金持ち独特の高圧的な雰囲気があった。

ーーあの女か。


闇の中、ハロスの眼光が鋭く光った。
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