副社長には内緒!〜 Secret Love 〜
「香織の番!あれ?知り合い……じゃないよね」

ダーツから戻ってきた彼女は香織に向かって声を掛けた。
「さっき、ジャケット落としちゃって」

香織が答えると同時に、戻ってきた彼女は綺麗な手でグラスを持つと、目を伏せビールのグラスに口を付けた。

濃茶色の瞳が、飲む動作と共に開かれた。

印象的な瞳に、誠は吸い寄せられるように彼女の顔を見ていた。

そんな視線に気づいたのか、彼女は誠を見たあと、整った顔が驚きに満ちたのがわかった。

誠はその顔の意味が解らず声を出した。

「えっと?」



「……副社長」
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