副社長には内緒!〜 Secret Love 〜
「水川さん、ひとつ頼みがあるんだけど、俺の連れが君の友達に興味を持ったみたいなんだ。珍しく。お互い色々思うところはあると思うけど、今日は付き合ってくれない?俺達の関係を話すとその話になりそうだから、今日は特に言わないで欲しい。あくまで、俺の友人の為によろしく」
莉乃は少し考え、あくまで普段通りに表情なく聞いた。
「業務命令でしょうか?」
「そう、今日は友人ということで」
「わかりました。でも、あなたの友人信用していいんですか?私の大切な友人なんです。所詮ナンパだし……」
莉乃はため息をつくと誠の答えを待った。
「俺よりは大丈夫」
悪びれる様子もなく答えた誠に、莉乃は啞然として誠を見据えたが、香織もいい大人だ。自分の事は自分で決めるだろう。
「わかりました、副社長」
「じゃあ、俺のことは誠って呼べ。敬語もなしな。こんな店で副社長とか呼ばれなくない」
誠は面白そうな表情を浮かべながら言ってニヤリと口角を上げた。
( 面白がって!)
莉乃はイラッとしたが表には出さず、
「了解。誠」
それだけを言うと、莉乃は長い髪をフワッとなびかせ、誠の腕の中からするっと抜け席へ戻って行った。
甘い香りが誠の鼻腔をくすぐった。
そんな莉乃を見ながら誠の方が戸惑っていた。
(ホントに2年間見ていた人間と同じか?)
誠は軽く頭を振ると、莉乃の後を追った。
莉乃は少し考え、あくまで普段通りに表情なく聞いた。
「業務命令でしょうか?」
「そう、今日は友人ということで」
「わかりました。でも、あなたの友人信用していいんですか?私の大切な友人なんです。所詮ナンパだし……」
莉乃はため息をつくと誠の答えを待った。
「俺よりは大丈夫」
悪びれる様子もなく答えた誠に、莉乃は啞然として誠を見据えたが、香織もいい大人だ。自分の事は自分で決めるだろう。
「わかりました、副社長」
「じゃあ、俺のことは誠って呼べ。敬語もなしな。こんな店で副社長とか呼ばれなくない」
誠は面白そうな表情を浮かべながら言ってニヤリと口角を上げた。
( 面白がって!)
莉乃はイラッとしたが表には出さず、
「了解。誠」
それだけを言うと、莉乃は長い髪をフワッとなびかせ、誠の腕の中からするっと抜け席へ戻って行った。
甘い香りが誠の鼻腔をくすぐった。
そんな莉乃を見ながら誠の方が戸惑っていた。
(ホントに2年間見ていた人間と同じか?)
誠は軽く頭を振ると、莉乃の後を追った。