副社長には内緒!〜 Secret Love 〜
「あっ、温まったかな?」
オーブンの終了音を聞いて立ち上がった莉乃を、ぼんやりと誠は見つめながら、
(本当に参るな。親父に感謝しないと。優秀すぎる秘書だよ。それに秘書以上に……なんだ?)
誠は自問自答しながら、不意に沸き上がった感情の意味が解らずごまかすようにパンを口に放り込んだ。
「あとね、いちごあるんだ。食べようね?」
「いちご好きなのか?」
うれしそうに言った莉乃に、誠は笑いながら問いかけると、
「え?誠嫌い?おいしくない?」
誠の問いの意味が解らないと言ったように目を丸くして、尋ねた莉乃に、慌てて誠は首を振ると、
「いや、好きだよ。それに美味しいけど……」
「けど?」
「大の男がいちごを嬉しそうに食べている姿は……どう思う?」
莉乃は、少し考えてから声を上げて笑いながら、
「確かにね。男の人って言うより、誠はニコニコしながらいちごを食べる姿は想像できないかもしれないね。でも食べるでしょ?」
その莉乃の答えに、誠は苦笑しながらも「食べるよ」と答えるとまだ笑っている莉乃を軽く睨んだ。
「ごめんごめん。いちご持ってくるね」
その誠の視線に、莉乃は笑うのをなんとかやめると、キッチンへと向かった。
莉乃はふとキッチンの時計に目を向けると、もうすぐ23時になろうとしていた。
(終電はまだあるよね……あれ?電車って?違うじゃない!車できたよね!)
「あっ!!」
「どうした?」
莉乃の急に上げた言葉に、誠も驚いて莉乃を見た。
「ごめんなさい……。今日車だったよね?ワイン……出しちゃったね」
誠もハッとした表情を見せると、すこし考えるような表情に変わったのが莉乃にも分かった。
「代行を頼むにも今日は金曜だし……時間がかかるか……。タクシーで帰って明日の朝にでも車取りに来るか……それでも大丈夫?」
オーブンの終了音を聞いて立ち上がった莉乃を、ぼんやりと誠は見つめながら、
(本当に参るな。親父に感謝しないと。優秀すぎる秘書だよ。それに秘書以上に……なんだ?)
誠は自問自答しながら、不意に沸き上がった感情の意味が解らずごまかすようにパンを口に放り込んだ。
「あとね、いちごあるんだ。食べようね?」
「いちご好きなのか?」
うれしそうに言った莉乃に、誠は笑いながら問いかけると、
「え?誠嫌い?おいしくない?」
誠の問いの意味が解らないと言ったように目を丸くして、尋ねた莉乃に、慌てて誠は首を振ると、
「いや、好きだよ。それに美味しいけど……」
「けど?」
「大の男がいちごを嬉しそうに食べている姿は……どう思う?」
莉乃は、少し考えてから声を上げて笑いながら、
「確かにね。男の人って言うより、誠はニコニコしながらいちごを食べる姿は想像できないかもしれないね。でも食べるでしょ?」
その莉乃の答えに、誠は苦笑しながらも「食べるよ」と答えるとまだ笑っている莉乃を軽く睨んだ。
「ごめんごめん。いちご持ってくるね」
その誠の視線に、莉乃は笑うのをなんとかやめると、キッチンへと向かった。
莉乃はふとキッチンの時計に目を向けると、もうすぐ23時になろうとしていた。
(終電はまだあるよね……あれ?電車って?違うじゃない!車できたよね!)
「あっ!!」
「どうした?」
莉乃の急に上げた言葉に、誠も驚いて莉乃を見た。
「ごめんなさい……。今日車だったよね?ワイン……出しちゃったね」
誠もハッとした表情を見せると、すこし考えるような表情に変わったのが莉乃にも分かった。
「代行を頼むにも今日は金曜だし……時間がかかるか……。タクシーで帰って明日の朝にでも車取りに来るか……それでも大丈夫?」