副社長には内緒!〜 Secret Love 〜
(全く、無防備すぎるだろ……)

誠の肩に寄り掛かるようにして、寝息を立てる莉乃を見て誠は大きくため息をついた。
洗いたての髪の香りと莉乃自身の甘い香りの誘惑を必死で断ち切ると、莉乃を抱き上げ、寝室のベッドに横たえた。

誠は気持ちよさそうに眠る莉乃を見下ろし、下ろした時に顔にかかった莉乃の髪をそっと搔き上げた。

そのまましばらく莉乃の頬に手をあた後、ゆっくりと首筋を指でなぞった。
莉乃は少し頭を動かしたが、また気持ちの良さそうな寝息が聞こえた。

(いつもの俺なら間違いなく手を出してるぞ…。)

誠は結局何もする事ができず、大きくため息をつくと、隣の客間へと行くとベッドに入った。
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