2度目の初恋〜ハイスペック男子は再び〜
そんなことを考えていると、不意に彼と視線が絡む気がして…
でも見つめ合ってしまえば、彼のことを好きだった気持ちが一気に溢れ出してきそうで、なぜか怖くなって…
その時にやっと私は我に返って、彼の顔から目を逸らした。
一息ついて、やっと出て来る言葉。
「助けてもらって、ありがとうございました。おかげで痛い思いをしないで済みました!」
段ボールを抱えてるせいで上手く頭は下げられないし、
久々に会ったのにタメ口を使う勇気はなくて、敬語になっちゃったけど、
大丈夫です!、ということもアピールしたくて、私は笑顔でお礼を言った。