「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
カインが用意した侍従心願書を手に握りしめて、俺は早めに馬車を降りた。

商店には何やら面白いものがたくさんある。

それを城に入る前に物色してみようという気になったからだ。

ローレルはどういったものを好むのだろうか・・

あれは、まるで女のようであったから

そうだな

こういった光り輝くネックレスや耳飾り、それにこんなきらびやかな衣装も似合うに違いない。

そう考えていると、どうにも女物ばかりに目がいっているのに気がついた。

・・・俺はほんとにどうかしてる。。

「お兄さん異国の人かい?」

店主にそう問われて、俺はああとうなづき返した。

「そうだ。」

「国の女に土産物を探してんのか?」

国の女ー

俺はいいやと答えて首を振った。
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