どうも、うちの殺人鬼(カノジョ)がお世話になってます。

ワンピースの生地が薄いから、シャワーの熱で少し火照った肌が見えている。

無意識なのか?!

こいつに羞恥心は無いのか?!


「い、市木、その、服は……」

「?児童養護施設の時はだいたいこうでしたよ?」


それはおそらく、殺人鬼だと恐れた施設長が放置しただけだ。

間違ったまま覚えてしまったのか……


「あのな。風呂というのは、服を脱いでから身体を洗うものだ」


当然の事を俺は説明する。


「そうですか……失礼しました。一度脱ぎますね」


ったく。

脱いでる最中、俺は市木に背を向けて考えた。

ん?

そういえば、昼間着替えた時は真吹が一緒だったな。

服を脱ぐという概念が無いなら、昼間服を着脱させたのは真吹。

真吹は市木が服を脱げないのを知っている。

その上で、蝶野に便乗して出かけてもいいかと俺に了解をとった。
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