カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
私は、その意味をとっさに理解した。



「お母さん…に知られるの?」


「仕方ないだろうな」




「嫌だ…よ!嫌だ!
病院行きたくない!
知られたくない!」



車はゆっくり、停止する。




「駄目だ!レイプされてるんだぞ?
今病院行かないと、子供が出来てしまったらどうするんだ!!
親に知られのが嫌だとか言うまえに、現実を見ろ!!
望まない子供できたほうか、よっぽど嫌じゃないか?
それにお前はまだ、中学生だ!よく考えろ!」






松岡は、少し声を張り上げ、私の顔を覗き込みながらいっていた。



赤ちゃん……。

私は改めて突き付けらた、現実を思い知らされる。



体の痛さよりも、レイプされた悔しさと恥ずかしさで私は、涙が溢れて、止まらなかった。






「それに…そんな顔してたら、どの道、親に見つかるだろ。
綺麗になって、出直して来いよ?な?」




そう言い終わると、車は再び走りだした。










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