カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
私達は暫く、3人で抱き合いながら声を上げて泣いていた。

苦しいのは私だけじゃないんだ。

ユキやフミだって、苦しいんだ。


私がカズキを愛してるせいで、この二人にも辛い思いさせているのに、
それなのに、何も言わず
いつも、いつも励ましてくれてる…。



私は、この時私ので、生涯の友になるであろうと確信をしたのだった。



3人で馬鹿みたく声をあげながら泣いていたら、ユキが突然思いがけない話しをしだした。

と言うか

ビックニュース!!



「舞が休んでる間に信じられない人が転校してきたんだよ?」


「えっ?誰?」
涙を拭きながらユキと、フミの顔を交互に見上げる。


フミとユキは何やら顔を見合わせにやけた顔をした。











「「カズキが戻ってきたのよ!」」









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