H! SCHOOL LOVE
「……はっ?」

諏瑠多弦の眉間のシワが再び深くなる。

どうして機嫌が悪くなっちゃったの?

「…あの……」

「もう一回探して見たらどうだ? 教えてくれる人が居るかもしれないぞ」

「そんな事言わないで下さい…。
教え方がどんなに厳しくても私は大丈夫ですから…」

「男を落とすために料理を利用するような女に教える気はない。帰れ…」

諏瑠多弦が私から目をそらす。

「帰りません!!!」

絶対に帰りません!!!

私は諏瑠多弦に向かって歩きだす。
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