H! SCHOOL LOVE
「…泣くなよ……」

諏瑠多弦の深かった眉間のシワは消え、困ったような眉になった。

「泣いてません!!!」

両目に涙がたまっているだけ!!!

「あなたって好きな人出来た事ないんでしょう? だから! 男を落とすために料理を利用するなんて言い方が出来るんですよ!! というか何で私にタメ口なわけ? 私は2年で、あなたより先輩なんですけど?」

「…そっちもタメ口で話せば良いだろ……」

「そうする……。って、あなたはタメ口じゃダメでしょ…」

「すみませんでした……。
ひどい事を言いました……」

本当に申し訳なさそうに言う諏瑠多弦。
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