名付けないで。(BL)
そっから下校中は普通の男子高校生同士の
やりとりをして、
雅さんの自宅に向かう。
「もも……」
ドサッ
雅さんの家に着くなり、
俺は押し倒された。
ベッドの上だから平気だけど
上に乗ってきた雅さんににこりと微笑む。
「俺、逃げないから乱暴はやめてくださいね」
ケガはしたくねーもんっ
まぁ、雅さんは行為中、
基本ノーマルの優しめだから大丈夫だろうけど
雅さんはそんな俺に笑いかけて
「大丈夫だよ」と囁いてギュッと俺を
抱きしめた。
「……んっ」
そっからキスをしてきて
制服に手をかける。
首筋にキスしようとした雅さんの
動きがとまった。
「……雅さん??」
「え?もも、跡つけるの禁止
じゃなかったっけ?……だれ?」
跡???
あ……そうだ、今日、黒澤に、、
「えっと……い、言うの忘れてたんですよ!
そしたら付けられてて」
なんてちょっと必死に言い訳してみる。
俺も付けるとか言われたら嫌だし。
そんな俺の声を聞きながら
雅さんはキスマを指でなぞった。
「へぇ……なんか嫉妬しちゃうなぁ」
「他の奴の跡が付いたようなカラダ、
嫌ですよね……」
だから嫌なのに。
俺がシュンとしてると
雅さんはまた俺の首筋に顔を埋めた。
と、思ったら
ガブ
「ったぁ!……え!?」
首、噛まれた!!?
結構歯形が付きそうなほど、
噛まれてそっからは甘噛みになる雅さん。
俺はびっくりしてただ固まってた。
これはもうはしごは無理そうだな……。
キスマに歯型付いたカラダとか
絶対客減る……。
まぁ今日はもう仕方ない、、
「ごめんね、もも。
なんか今日ももを離したくないから、
泊まってかない??」
「え?泊まり?……いいけど。」
もしかして雅さん、、
「えっと、ま、まさか俺のことっ」
「や!!ちがうよっ!
ただ一緒にいたいだけだから!」
「……それならいいけど。」
俺に恋愛心を抱いた瞬間、
そこで関係はおわり。
それ前提にこいつらは俺を買ってるから。
まぁ、雅さんはまだ違うって言ってるから
やめないけど。
今まで、男の俺に告白してくる奴は
死ぬほどいた。
そっから俺はいつものように冷たい眼差しで
睨みつけて一生話しかけんなと念を押す。
その話は結構有名だから皆、
もう軽はずみで俺に気持ちをぶつけてこなくなった。
「ももっ」
俺がいろいろ思い出してると
雅さんに抱きしめられる。
痛いほど強く。
やばいなー、でもまぁ雅さんは
言ってこないだろ。
俺はそう思って雅さんの背中に手を回して
爪で甘めに引っ掻く。
いらないこと考えないで
「早く俺のこと抱いてよ??」