イケメン小説家は世を忍ぶ
彼女といるとワクワクしてくる。

朝倉さんの言葉の意味が少しわかったような気がした。



次の朝、十時過ぎまで寝ている結衣を叩き起こす。

食後に彼女に草むしりを命じると、ぶつくさ文句を言っていた。

そんな彼女を庭のテラスで眺めながら、俺はのんびり紅茶を飲む。

朝倉さんが相手ならそんなことはしない。結衣の反応が面白いからやらせてみる。

それで音を上げるような性格ではないのは、昨日の彼女を見てわかっていた。

今日は晴天で風が気持ちがいい。

そんなことを思いながら結衣に目をやると、いつの間にか移動してうちの庭にある垂れ桜の木の下にいた。
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