俺に彼女ができないのはお前のせいだ!
アリサはまだ何かを言いたげだったけど、
そっと抱き寄せると、静かに手を背中に回してくれた。
俺も応えるように包み込む腕に力を込めた。
自然と鼓動が早まり、幸せだな、って思う。
「ねぇ、手に入れたら飽きちゃった?」
「んなわけないじゃん。もっと欲しくなる」
そう伝えると、アリサは笑いながら腕をほどき、
「じゃあいつまでも良ちゃんが追いかけたくなる女の子でいてあげる」
と、得意の上目遣い+上から目線を向けてきた。
昔はドキッとして逃げ出したくなったが、今はもう違う。
負けずに俺も、その視線を逃さないようアリサを見つめ続けた。
「お前のそういうとこマジ腹立つ。でも……」
こいつがモテまくりなこととか、また離れ離れになることとか、いろいろ気にかかることはあるけど。
自然と想いがあふれ出してくる。
「好きだよ」
優しくキスをした後、再び、ぎゅっと抱きしめた。