俺に彼女ができないのはお前のせいだ!
「もしかして、さっきの、見てた?」
「別に……。俺、マヨネーズ買いに行くから」
「あたしもついて行こうかな」
「なんでだよ」
「だって~」
もじもじしながら、上目で俺を見ては、視線をそらしてくる。
どうせノロケを聞かされるだけだろう。マジうざい。
無言のままコンビニに向かって歩き始める。
アリサは俺の後ろをついてきた。
「でね。のぞむくんって、見た目は怖そうだけど、すっごく優しくて」
「…………」
「面白いし、話しやすいし、何回も好きって言ってくれて」
「…………」
「って。ねー良ちゃん、聞いてるー?」
「あーはいはい聞いてるから勝手にしゃべってれば?」
「も~~~~~」
不満げなうなりごえが聞こえると同時に、
小走りで俺を追いかけてくる足音が、止まった。