俺に彼女ができないのはお前のせいだ!
「あの、大丈夫?」
「ご、ごめんなさいっ!」
「痛かったでしょ?」
「全部わたしが悪いんです! 生まれてきて本当にごめんなさい!」
「は?」
カラカラとタイヤだけが回っている自転車の横で。
その女子は土下座する勢いで俺に言葉をまくしたててきた。
とりあえず車が通ったら危ないため、倒れた自転車を起こし、俺の家のドア前に止めた。
自転車に貼ってあるステッカーの色から察するに、1つ下――2年生らしい。
「ごめん、意味わかんないんだけど」
「本当にごめんなさい! ストーカ一みたいなことして本当にごめんなさい!」
初めて見た、前髪ぱっつん&ボブヘアの2年女子は、
謝り続けながら、むくっと立ち上がった。