俺に彼女ができないのはお前のせいだ!


「あの、大丈夫?」


「ご、ごめんなさいっ!」


「痛かったでしょ?」


「全部わたしが悪いんです! 生まれてきて本当にごめんなさい!」


「は?」



カラカラとタイヤだけが回っている自転車の横で。


その女子は土下座する勢いで俺に言葉をまくしたててきた。



とりあえず車が通ったら危ないため、倒れた自転車を起こし、俺の家のドア前に止めた。


自転車に貼ってあるステッカーの色から察するに、1つ下――2年生らしい。



「ごめん、意味わかんないんだけど」


「本当にごめんなさい! ストーカ一みたいなことして本当にごめんなさい!」



初めて見た、前髪ぱっつん&ボブヘアの2年女子は、

謝り続けながら、むくっと立ち上がった。


< 67 / 269 >

この作品をシェア

pagetop