俺に彼女ができないのはお前のせいだ!


仕方なく、消毒液をつけたコットンで、

彼女の傷を優しくぬぐってあげた。



「つっ……。ん」



軽く目をつぶり、詰まらせた息を吐かれる。



その様子がちょっとセクシーだったため、ドキーン! と変な鼓動が全身に響いた。



ちょちょちょ、なんなんだよこのプレイは!


やべ。落ち着け落ち着け、でも、逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ! (なぜだ?)



それにしても、手、めっちゃ白い。


透明感のある肌ってまさにこういう感じか。



どぎまぎしながら、絆創膏を貼ると、


「良一さん、ありがとうございますっ!」


と、急に無邪気な笑顔を向けられた。



彼女はリラックスしたらしいが、逆に俺は心臓をバクバクさせていた。



静まりかえったリビングのソファーに2人きり。しかも初めて会った女子と。



なんだ、この感じは。全然慣れない。



よくアリサという美女と2人きりでいるのに。自分、女慣れしてるって思ってたのに。


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