俺に彼女ができないのはお前のせいだ!







親父の意識が戻った。


少しずつ言葉も交わせるようになったらしい。



今日は夜練デーのため、明日の放課後にお見舞いへ行くことにした。



そんな中、中間テストの結果が出た。



「…………」



俺は1人で教室の机に突っ伏していた。



「まじ? こんなに取ったの? お前これベストっしょ」


「サッカーもできて勉強もできて、お前なにげにすげーよな」



ユージや駿介などの友達に肩を叩かれても、何も反応できない。


みんな気を遣ってか、親父のことに触れてこないのには感謝してるけど。



俺の中間テストの結果は――


学年6位だった。



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