今夜、愛してると囁いて。
「何してたんですか?こんなになるまで」
「……、たまたま、居酒屋で会って」
薄手のコートを脱がされて、それもまた乱雑に床に投げ捨てられた。
「それで?」
「ヨリ、戻さないかって……」
ぽつりぽつり、あたしが小さく呟く間に伊月くんの手はあたしのカーディガンのボタンを慣れた手つきで外していく。
「プロポーズ、された」
数秒の間が空いて、剥ぎ取るようにしてカーディガンが脱がされた。
そのまま米の袋のように担がれて、浴室に放り込まれる。
「え、ちょっと、待って服」
脱いでない、と抗議しようとした声は頭上から浴びせられた冷たいシャワーによって遮られた。