蒼姫様は、守られません!!~完~
「約束しちゃったものは仕方ないけど

私だって出来るなんて思ってないの。

みんなが私を歓迎してないことなんてバレバレだし。」




みんなは目を見開く

気付かれてないと、思ってただろうね




「璃咲なんて『いつか話す』で逃げるし。

まあ、私もだけど。」

「あたし...?」

「うん、璃咲も含まれてるんだよ。

お互いホントは両想いのまま別れてるから。」

「えっ...」

「あの時別れたのは、葉月が自分は死ぬって分かってたから。

【蒼月】から突然消えたのは、ただ倉庫に行けなくなったから。

それだけだよ。」




みんなさっきから驚きっぱなしだなぁ...

まあ、衝撃だよね





「ねぇ、みぃちゃん。

みぃちゃんは入った時、副総長はって訊かなかったよね。」

「それが?」

「それはどうして?」

「は?」

「なんで、はーちゃんが副総長だって知ってたのに訊かなかったの?

新しく副総長いるとか思わなかったの?」

「思わなかったよ。」

「それは、なんで?」




珍しく語尾が切れたり伸びたりして無くて

あぁ、真剣だなぁ

ってどこか他人事みたいに思った
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