生徒会長は今日も恋煩う



一日に何度も木南さんの笑顔が見られるとか、きっと普段の無表情な木南さんしか知らない人は想像もしないんだろうな。


俺、幸せすぎて死ねるかもしれない。
死にたくないけど。


隕石が落っこちてきたってこの石頭で弾き返してやる。


だって、俺はまだまだ沢山、木南さんと一緒にいたいし知りたいこともある。


その為には、俺自身も変わる必要があって。


例えば、ちょっと積極的になってみたりとか。


俺は隣を歩く木南さんの手にスルリと自分の手を重ねてみた。なるべく自然に。


ちゃんと自然になっていたかどうかは、緊張しすぎて分からなかった。



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