離婚、しませんか?
瞼の裏に浮かぶのは、鳥は鳥でもじっくり炙られる焼き鳥さんの姿。

「愛してるよ、みちる。オレの可愛い可愛い、小鳥」

気の遠くなるような絶頂の果てを見たこの日から。
ひたすら愛され抱き潰されて。

結婚半年を過ぎてもまだまだ新婚、新妻みちるは毎日毎晩、夫の愛欲に塗(まみ)れ……げふげふん!妻を溺愛する夫に慈しまれその重すぎるほどの愛を必死で!受け止めながら。

もう身が持たないもう無理いっ!と辛抱堪らず時には実家に逃げ帰れば、独り寝の淋しさに耐えかねた夫に忽ち連れ戻されるのはもはやお約束。

それはそれなりに夫婦円満で幸せな日々を送っているのでした。



めでたし、めでたし!?



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最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
これにて完結ですが、番外編を更新しております。
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