[完]全力恋奏~音に乗せて~

そのまましばらく歩いていると

「おお!翔亮!柊羽!」

飯倉くんと新村くんがいた

「よっ!」

紅ちゃんが飯倉くんの方へ言って2人で何か話してる間

「新村くんこんにちは」

「…う、うん///」

ん?どうしたんだろう?

顔を片手で隠して、そっぽを向ける

「どうしたの?」

「いや…浴衣、似合うね」

「え、あ、ありがとうっ…////」

新村くんに浴衣が似合うと言われて完全にゆでダコ状態

そこに、話し終わったのか紅ちゃんたちが来た

「なーに2人で顔赤くしてんの〜やらしーい」

「やらしくねぇ!」

「紅、柊羽、園村さん行こう?」

飯倉くんは、やっぱり指示を出す訳だそうです



「どこから行こっか」

「あたし射的!」

「んー、俺食い物」

「……」

飯倉くんの質問に私だけが答えてない

「園村さん?」

「私…何でもいいです!ほんとにっ!」

“何でもいい”が一番困らせてるのはわかるけど、本当にそうだから

「そっかー、じゃあ、紅と柊羽じゃんけん!」

「えー、やだよー」

「めんどくさいし」

飯倉くんの言ったことに文句を言いまくる二人

なんだか、やっぱり面白いなぁ…

「わかった…じゃあ、金魚すくいな!」

何故か金魚すくいと決めた飯倉くんに、またもや批判の声が聞こえます(笑)

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