[完]全力恋奏~音に乗せて~

「しずく、何買ったの?」

「あ、!こ、れはね?…」

キラキラしたいつもの瞳で私を見つめてくる

……恥ずかしいです…顔が熱いです!

「ひ、ひみつ……です」

「えー…ま、いっか!明日のお楽しみ〜」

「うん」


「さっき、ごめん…嫉妬……してた」

え?

「しっ、と?……」

「いや、何でもない」

嫉妬…それは…誰に?

「……しずく、コレだけは頭に入れておいて」

「?」

「俺以外の奴らに守られんなよ」

いつもと違う俺様な口調にドキッとして

「…私を守ってくれる人は新村くんくらいだよ」

「翔亮。……ごめん…やっぱりダメだわ。なんか変。おれ」

「ごめんなさい……こんな疎くて…理解力もなくて」

本当に申し訳ないです……


そこで、そろそろ戻ることにした

「お待たせ〜」

「ありがとう!」

「紅ちゃんはメロンソーダで良かった?」

うん!と可愛い笑顔で頷く紅ちゃん…かわいすぎ!

「何か食べよっ!あ!私パスタいいな〜」

皆が笑顔でメニューを見てる光景がすごく微笑ましかった

「しずくは?」

いつまでも、続いてほしいと願った、初めての自分幸せ

「私は、オムライス!」

「かわいい〜♡」

< 98 / 246 >

この作品をシェア

pagetop