[完]全力恋奏~音に乗せて~
「しずく、何買ったの?」
「あ、!こ、れはね?…」
キラキラしたいつもの瞳で私を見つめてくる
……恥ずかしいです…顔が熱いです!
「ひ、ひみつ……です」
「えー…ま、いっか!明日のお楽しみ〜」
「うん」
「さっき、ごめん…嫉妬……してた」
え?
「しっ、と?……」
「いや、何でもない」
嫉妬…それは…誰に?
「……しずく、コレだけは頭に入れておいて」
「?」
「俺以外の奴らに守られんなよ」
いつもと違う俺様な口調にドキッとして
「…私を守ってくれる人は新村くんくらいだよ」
「翔亮。……ごめん…やっぱりダメだわ。なんか変。おれ」
「ごめんなさい……こんな疎くて…理解力もなくて」
本当に申し訳ないです……
そこで、そろそろ戻ることにした
「お待たせ〜」
「ありがとう!」
「紅ちゃんはメロンソーダで良かった?」
うん!と可愛い笑顔で頷く紅ちゃん…かわいすぎ!
「何か食べよっ!あ!私パスタいいな〜」
皆が笑顔でメニューを見てる光景がすごく微笑ましかった
「しずくは?」
いつまでも、続いてほしいと願った、初めての自分幸せ
「私は、オムライス!」
「かわいい〜♡」