一途な御曹司は、ウブなお見合い相手を新妻にしたい
「みんな帰った。社長はまだ残っているけど、まだ仕事していくって言っていたし、誰かに聞かれる心配なんてない。……話せよ、昨日なにかあったんだろ?」
「海斗……」
だめだな、海斗に優しく聞かれちゃうと話せずにはいられなくなる。
促されるまま自分の席に腰を下ろし、胸の内を明かしていった。
「なるほどな、いたわけだ。南さんにも幼なじみってやつが」
「……うん」
あれから海斗は、モヤモヤした気持ちをうまく伝えられない私の言葉を、口を挟まず最後まで聞いてくれていた。
そして今の自分の想い、笹本さんのこと、南さんが笹本さんに抱いている感情を話し終えると、海斗は一息ついた後、腕を組んで考え込んでしまった。
「……海斗?」
声を掛けると、海斗は唸りながら話し出した。
「いや、俺たちはさ……お互い好きって感情を知っているわけだろ? だから周囲になにを言われたってお互いに恋愛感情じゃないってわかっているけどさ、南さんはどうなのかなって思って」
「それは……私も思う」
「海斗……」
だめだな、海斗に優しく聞かれちゃうと話せずにはいられなくなる。
促されるまま自分の席に腰を下ろし、胸の内を明かしていった。
「なるほどな、いたわけだ。南さんにも幼なじみってやつが」
「……うん」
あれから海斗は、モヤモヤした気持ちをうまく伝えられない私の言葉を、口を挟まず最後まで聞いてくれていた。
そして今の自分の想い、笹本さんのこと、南さんが笹本さんに抱いている感情を話し終えると、海斗は一息ついた後、腕を組んで考え込んでしまった。
「……海斗?」
声を掛けると、海斗は唸りながら話し出した。
「いや、俺たちはさ……お互い好きって感情を知っているわけだろ? だから周囲になにを言われたってお互いに恋愛感情じゃないってわかっているけどさ、南さんはどうなのかなって思って」
「それは……私も思う」