偽りの副会長に恋をした
「それより、先生。このプリントって、生徒会の資料ですよね?」

生徒会の人でもないのに、見てもいいのだろうか?

「あぁ…それはな。うちの生徒会は『生徒会長』の延崎と『副生徒会長』の立花しかいないからな」

…はい!?どういうこと!!?

「どっ…どうして2人だけなのですか?というか、よく2人だけで成り立ってますね…」

「理由は簡単だ。立花を目当てで生徒会に入りたがる生徒が多すぎて、生徒会の活動がままならないからなんだ。まっ!あの2人はかなり優秀だから、2人だけでも成り立ってるけどな」

そういえば、入学式の挨拶で新入生の女子生徒の心を射抜いてたものねぇ…

そりゃあ、生徒会の活動も機能しなくなるわけだ。けれど、たった2人だけで生徒会を成り立たせてることが凄すぎ…!!

どれだけ優秀なの!?うちの生徒会は!!?

「けど、さすがに資料まとめ等の雑用までする気力が持たないからな。そこで、うちのクラスの奴に雑用をさせようとしたわけだ」

…いっそ、副会長を交代させたら済む話なのでは?っと思ったが、黙っておこう。まぁ、先生の言いたいことは分かる。

『生徒会の資料作り手伝って』っといえば、女子生徒がやりたがるだろうけど、それだと適当にされそうだしね。

特に美沙とか、資料をまとめたりするの苦手なのに、やりたがりそうだなぁ…

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