彼女の一番になる方法。
いきなり入口のドアが開く。


「いやぁ、参ったよ。
行きはスムーズだったんだけど、帰りがね
空港でのタクシーが結構並んでて」



課長が冷房温度を下げながら話す。


後ろにいる人が新しい人かな。



「二人に紹介するよ、今日から一緒に働く
高橋 光一くんだ。」



「はじめまして、高橋です。
九州支部にいたのですが、
今回長期で関東支部になりました。

勝手が違い、最初は慣れないこともあるかと思いますが、
どうぞよろしくお願いします。」




とても丁寧にあいさつをしてくれる
黒髪のイケメン


先輩も隣でぽわーとしている。


この人って、、、、


「光一先輩?」



「ん?」



「光一先輩ですよね、お久しぶりです。
佐藤です。大学のとき、同じゼミだった、
佐藤 柚子です。」


光一先輩は思い出したのか

一気に顔が明るくなった。


「久しぶりだな!柚子!」


「おお、二人は知り合いだったか。

今日は来校の対応もそんなに多くないし、

佐藤、お前一応この校舎の業務の流れを今日は説明してやれ。


他の作業は俺と島田でやっておくから。」



「いいなー、佐藤先生」

のりか先輩がぷーと顔を膨らませながら、

今日の流れを課長と話している。


基本、うちの会社は顔面偏差値が高いよな。。。
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