初恋の幼馴染み~彼がホストになっていたら~
気付かないこともあるだろう。


女の子がいっぱい客として来ている上に、まさか友梨がホストクラブにいるとは思わないだろう。


そんな気持ちでいた友梨に、隣のテーブルに座った純と響音の会話が聞こえてくる。


「今日はありがとう。
響音と1日遊んだな?疲れたんちゃうか?ヒールやのに歩かせてごめんな?」


「ううん。大丈夫。純と一緒にいられて幸せだったよ?」


友梨も知っている昔からの純の優しい気遣い。


やっぱり純くんは変わってないんだなぁ……?


なんて思いながら、隣のテーブルで二人の話を盗み聞きしていた。






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