初恋の幼馴染み~彼がホストになっていたら~
LOVE ROSEで過ごした1時間はあっという間に過ぎて、そろそろ帰る時間。


ホストがいなくなったテーブルで、優輝に慰めてもらって少しスッキリした友梨と、初めてのホストクラブを堪能した萌々果が話していた。


「楽しかったね~?今日は誘ってくれてありがとう。」


「こっちこそ来てくれてありがとうね~」


「自分でお金を払うから大丈夫だよ?これで2000円ならお得だね?」


「本当にいいの?私が無理を言って来てもらったのに?」


そんな会話をしている時に、愛花がやって来た。


「友梨ちゃん、今日はありがとう。楽しんでもらえたかな?」


「はい。とても楽しかったですっ!!」


「送り出してもらう人は誰がいい?」


「送り出してもらう……?どういう意味ですか?」


ホストクラブはレストランのようにお金を払った後、そのまま店内から出るというものではない。


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