キミとまた違う未来で、この桜を見上げよう。
お母さんの言う通り、きっと今までの私だったらそうしてた。
旭を追い払っていたようにキツくあたっていたと思う。
"…改めてこうやって本音を言われるとこそばゆいけど、でも嬉しいね!"
七笑と本音を言い合ったあの日を思い出す。
あれがあったから今こうしてお母さんと向き合おうと思う自分がいるんだよね。
だから怖がる必要はない。
「…おばあちゃんからお母さんがいなくなった理由を聞いた時、お母さんに裏切られた、私は捨てられたんだって思ったよ。
それから友達にも裏切られたりして大変だったんだから。
でもね?一人でいた私をちゃんと見てくれる人達がいたんだ。だから私はここまでやってこれた」
亡くなるその時まで私の面倒を見てくれた、おばあちゃん。
お母さんがいなくなってから心を閉ざした私に明るく接してくれた、舞花と坂口先輩。
どんなに冷たく引き離してもいつも玄関前に立って私を笑顔で迎えてくれた、旭。
そして…
一人で生きていこうとした私に一緒に生きようと手を差しのべてくれた、七笑。
彼らがいるから私は今こうして過去と向き合えてる。
誰かと一緒に今を生きていく、それがどれだけ幸せなことなのか身を持って経験してるから花火大会の時のお母さんをみて思ったんだ。