キミとまた違う未来で、この桜を見上げよう。



眩しい光が消えてきて、ゆっくりと瞼を持ち上げた。



するとまた真っ白な天井が一番に映った。



「…乃々葉、目が覚めたのね」


「……美瑚…」



そして視界に入ったのは心配そうに顔を覗き込む美瑚だった。



なんでそんな顔してるのって聞こうとすると、美瑚はあーしの目元にハンカチを当てた。



「…泣いてたけど大丈夫?」


「…あーしが…泣いて、た?」



美瑚に言われて目を触れば目からは涙の跡がついていた。



美瑚のことだからきっと悲しい夢でも見たんじゃないかって心配してるんだろうな。



あーしはふっと笑って美瑚の頬を引っ張ってやった。



「何も心配しなくていいから。あーしにはすごく幸せな夢だったから」


「ちょっと痛い…ってもう心配して損したわ」



美瑚は引っ張られた頬を押さえながらも仕返しと、頬を軽く引っ張ってきた。



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