キミの螺旋
藤紀がキレた。

そりゃそうだ。
あたしが悪いんだ。
でも…あたしの頭は、ずっと動揺してる。

何をどうしたいのか…自分でもわかってないの。

多分、藤紀は怒って浴室から出て行く。

あたしの事も嫌いになるんだ…

そう思っていたのに、彼はあたしの両手首を掴み上に押さえつけた。

「きゃ…っ…何するの!?」

「うるさい!黙ってろ…!」

そう言って、藤紀はあたしにキスをした。

「…何で?何でキスなんかするの?」

「黙ってろって言っただろ?!」

そう言ってまたキス。舌を絡ませてきて…あたしは、つい…そのキスに応えてしまった。

「…ん…っ…」

長い間、キスをして唾液も混じり合う。

そして顔中を唇で触れた。

頬…鼻…まぶた…おでこ…

耳をも舐め上げそのまま首筋も舌を這わせた。

「んっ…」

ドキドキした…

そのまま押さえつけてた手を下ろし、指先から一本ずつ舐めていった。

「と、藤…紀…何してるの?」

怒ってんじゃないの?どうしてキスしたり…こんな事してるの?

「オレが消毒してやる!凛が他の男に触られた場所すべてをキレイにしてやるからな!」

「なんで…?」

「凛はオレのものだから」
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