キミの螺旋
「う・ん…」

そう言うしかなかった。あたしの意思では、もう止められない…

藤紀は濡れて肌に張り付いたパンツをなんとか下ろし、露になったモノをあたしの中に入れた。

あたしは濡れていて、すんなりと彼を受け入れる。

気持ち良くて…だけど切なかった。

「ん…っ、と、藤紀…藤紀…いいの…?」

「何が?」

「こんなあたしでいいの?こんなあたしを抱いてくれるの…?」

彼は腰を動かしながら、あたしがヨがるポイントを探し、攻めながら答えた。

「凛がいい。凛じゃなきゃイヤだ…凛を愛してる。本当に好きなんだ…」

心臓をわし掴みされたみたいに

胸が苦しくなった。
あたしは泣きながら彼を受け入れてた。

「藤紀…ゴメンね、ゴメン。あたしも好きなの…スゴく愛してる」

こんなにも彼はあたしを想ってくれてた

それが嬉しかった。

…あたしは未熟で
また不安な夜が訪れるかもしれない。

また藤紀に卑屈な態度を取るかもしれない。

それでも…こうやって愛しながら気付かせてくれる?

嫌わないで
嫌いにならないで…

聞いて、藤紀

あたし本当に貴方が好きなの…

あたしは心の中で呟きながら、藤紀と身体を重ねていた。
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