キミの螺旋
あたしは平田先生と個室に入り、最近の出来事を話した。

義父との事は話してないから先生は知らない。それ以外の
彼氏と別れて
その彼に監禁された事を話した。

平田先生は驚いていたけど医師らしく答えた。

「とりあえず無事で良かった。その事で気持ち的に何か意識障害があったりするかい?」

「ううん…でもね、先生!監禁されて助け出された後に…あたし記憶が戻ったの!」

「えっ?!」

あたしは嬉しくて先生に報告した。先生も当然喜んでくれるものだと思っていたから。

…だけど少し違った。

「何だって!?記憶が?それ本当なのか?!詳しく説明してくれ!!」

スゴい剣幕でまくし立てられ、あたしは圧倒されてしまった。

「えっと…助けられた後、高熱を出して…ずっとうなされてたみたいなんだけど…」

「高熱…監禁から解放されたせいなのか?それとも高熱のせいで記憶が戻ったって事も考えられるか…」

平田先生は独り言のように言いながら、あたしのカルテに書き込んでいった。

「これって…関係あるかわかんないけど、高熱で寝込んでる時に、藤紀に告白されたりしたの。その日の夜に記憶が戻ったんだ…」

「…藤紀?」
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