キミの螺旋
いつか母親に聞いた事があった。

すると母親はこう答えた。

『病院で'いい医師'だからって勧められたのよ』

腕のいいカウンセラーって事なんだと思った。確かに優しいし、お兄ちゃんみたいで楽しかったし。

母親が言われた通りの'いい医師'だと思った。

あたしは久しぶりに平田先生を尋ねた。
最近は色々あって全然来れなかったから…また言われちゃうかな?

「凛ちゃん!久しぶりじゃないか!今まで何してたんだ?来れなくても連絡しなさいって言ってるのに」

「うん…色々、事件があって…」

「うん?顔色は良さそうだな。入りなさい、今日は他に予約も入ってないから話しは中でじっくり聞くよ。…えーと、この方は?」

先生が一緒にいたサラに気づいた。

「はい!あ、先生…付き添いで来てもらったの。彼女に助けてもらおうと思って」

「そう。とりあえず凛ちゃんと二人だけで話しさせてもらえるかな?えぇと…」

「工藤です。こちらで待ってればいいですか?」

「悪いね、今お茶出させるから。そうそう丁度、美味いケーキもあるんだよ。ぜひ食べてみてほしいな」

「えぇ、はい」

サラは笑いながら答えた。
こういうの、平田先生の人柄だね。
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