キミの螺旋
「関係ないフリ?」

「俺の仕事はな、記憶と精神に関する研究をすること。そしてデータは主に国に提供している。…どういう事だかわかるか?」

「さぁ?」

「この『プロジェクト』は裏で国が関与してるって話しさ。人をマインドコントロールできるかどうか…人をコントロールする事ができれば…場合によっては戦争する事だって容易い」

「まさか、そんな事本気で…?」

「本気だよ。だから、もともとこんな研究していた俺に話しがきて、俺もプロジェクトに参加する事になった。

だけど、これは極秘なんだ。裏の繋がりなんかバレてみろ!日本中がヤバい事になるだろ?──俺は日本を守る仕事をしてるんだ」

「そんな必要ないだろ!それに人間はそんな単純な生き物じゃない!」

こんなバカげた話しに賛同なんかできない!

だけど奴は誇らしげに話しを続けた。

「だからこそ俺みたいなのが研究してるんだ。人は思い込めばなんだってできる。人殺しだって記憶喪失にだってなれるんだ」

「アンタが…凛の記憶を失わせたのか!?」

「まさか!そんな事はまだできないよ。あの子は偶然だ。だけど記憶を失った原因がハッキリしていたし、研究材料としては最適だったな!」
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