*ΒaD boY,SaD girL*
[Back garden]
昼休みの裏庭
皆が暖房の入った教室にいる中、人気のないうえ寒い裏庭に哉未は白い息を吐きながら立っていた。
〔裏庭に呼び出しって・・・ベタだな・・・〕
体育から帰ってくると靴箱のロッカーに手紙が入っていた。
そして今に至る・・・
「えっと・・・ずっとイイなって思ってて・・・彼女さんいるの知ってたんですけど・・・」
一方的に喋っている女子生徒。
歯切れの悪いしゃべり方から緊張しているのが分かる。
「あの・・・好きなんです・・・」
そう言って俯いた小さな体が少し震えている。
〔告るだけで震えるって(笑)かわいいねぇ~〕
哉未は思わず笑いそうになる。
「あ!でも」
女子生徒が顔を勢いよく上げたが哉未はその様子を人事のように眺めていた。
「付き合ってほしいとかじゃなくて・・・お、お友達になってほしいんです!!!」
女の子は手を握りしめ顔を赤らめながら哉未を見上げた。
〔ふ~ん〕
女子生徒の足のつま先から頭の天辺まで見る。
わふわの髪の毛。
白い肌、頬をほんのりピンク色に染めている。
一言で言えば・・・タイプ♪
『いいよ』
「え!?」
予想外だったらしく哉未の言葉に大きな目を更に見開いた。
『“友達”でしょ?全然OKなんじゃねぇの?』
『じゃあ、まず始めに放課後どっか行く?』
「ほ、本当ですか!?」
涙を浮かべながら喜ぶ女の子に哉未は微笑んだ。
「じゃ、じゃあ(>_<)///」
哉未にペコリとお辞儀をして急ぎ足で帰っていく女の子。
1年生で名前は奈々子ちゃんというらしい。
〔放課後が楽しみだな♪〕
奈々子の後ろ姿を見届けながら哉未は顔をゆるめた。
皆が暖房の入った教室にいる中、人気のないうえ寒い裏庭に哉未は白い息を吐きながら立っていた。
〔裏庭に呼び出しって・・・ベタだな・・・〕
体育から帰ってくると靴箱のロッカーに手紙が入っていた。
そして今に至る・・・
「えっと・・・ずっとイイなって思ってて・・・彼女さんいるの知ってたんですけど・・・」
一方的に喋っている女子生徒。
歯切れの悪いしゃべり方から緊張しているのが分かる。
「あの・・・好きなんです・・・」
そう言って俯いた小さな体が少し震えている。
〔告るだけで震えるって(笑)かわいいねぇ~〕
哉未は思わず笑いそうになる。
「あ!でも」
女子生徒が顔を勢いよく上げたが哉未はその様子を人事のように眺めていた。
「付き合ってほしいとかじゃなくて・・・お、お友達になってほしいんです!!!」
女の子は手を握りしめ顔を赤らめながら哉未を見上げた。
〔ふ~ん〕
女子生徒の足のつま先から頭の天辺まで見る。
わふわの髪の毛。
白い肌、頬をほんのりピンク色に染めている。
一言で言えば・・・タイプ♪
『いいよ』
「え!?」
予想外だったらしく哉未の言葉に大きな目を更に見開いた。
『“友達”でしょ?全然OKなんじゃねぇの?』
『じゃあ、まず始めに放課後どっか行く?』
「ほ、本当ですか!?」
涙を浮かべながら喜ぶ女の子に哉未は微笑んだ。
「じゃ、じゃあ(>_<)///」
哉未にペコリとお辞儀をして急ぎ足で帰っていく女の子。
1年生で名前は奈々子ちゃんというらしい。
〔放課後が楽しみだな♪〕
奈々子の後ろ姿を見届けながら哉未は顔をゆるめた。