*ΒaD boY,SaD girL*
[madeleine]
キンコーンカーーンコン・・・
『哉未~』
授業が終わるとチャイムの音とともに笑顔で里沙がやってきた。やけに笑顔だ・・・
『これ可愛くない?』
雑誌を広げながら哉未の机の上に座った。
そして雑誌の中でモデルが着ている服を指さした。
『あぁι分かった』
これを買えと言ってるのだろう。
哉未は苦笑いしながらうなづいた。
その様子を周りで舞美たちはジッと見ている。
「須賀くーん。女が呼んでるよー」
突然の声に哉未は、振り返った。
そして里沙、近くにいた舞美、智貴、宇田も声のほうを見た。
小さくて・・・白くて・・・ふわふわの髪の毛・・・
『奈々子ちゃん。』
哉未は勢いよく立ち上がった。
そして里沙の痛いほどの視線を背中に感じながら廊下のほうへ向かった。
「誰あれ・・・」
里沙より先に舞美が呟いた。
奈々子の爪先から頭の天辺までジロジロとみている。
「かわいい・・・」
智貴が溜め息と同時に言葉を放った。
そして舞美がすかさず智貴を殴る。
「いつもの追っかけだろ」
宇田が呟く。
『・・・・』
里沙は何も言わず二人から目がはなせなかった。
廊下
『どうしたー?』
哉未は廊下に出ると少しドアから離れた。
皆の視線を痛いほどから感じるからι
「ごめんなさい・・・彼女さんに勘違いされますよね」
奈々子は俯きかげんで言った。
『いや。大丈夫だけどね』
いつもの作り笑いを浮かべながら言う。
「あの・・・調理実習で作ったんです・・・マドレーヌ。よかったら皆さんで」
ピンクを中心に可愛くラッピングされた袋を哉未に差し出した。
昨日の今日で恥ずかしいのか目をあわせようとしない。
『マジで!?いいの?』
受け取りながら奈々子の手にふれた。
「きゃあ///」
パッと手を離す奈々子。顔が真っ赤になっている。
「あっあの…じゃあ///」
奈々子は勢いよくお辞儀すると走り去った。
ポツリと残された哉未・・・周りの生徒がジロジロ見ている。
『うわ・・・かわいいね~』
走り去っていく奈々子を見ながら思わず呟いて吹き出した。
『哉未~』
授業が終わるとチャイムの音とともに笑顔で里沙がやってきた。やけに笑顔だ・・・
『これ可愛くない?』
雑誌を広げながら哉未の机の上に座った。
そして雑誌の中でモデルが着ている服を指さした。
『あぁι分かった』
これを買えと言ってるのだろう。
哉未は苦笑いしながらうなづいた。
その様子を周りで舞美たちはジッと見ている。
「須賀くーん。女が呼んでるよー」
突然の声に哉未は、振り返った。
そして里沙、近くにいた舞美、智貴、宇田も声のほうを見た。
小さくて・・・白くて・・・ふわふわの髪の毛・・・
『奈々子ちゃん。』
哉未は勢いよく立ち上がった。
そして里沙の痛いほどの視線を背中に感じながら廊下のほうへ向かった。
「誰あれ・・・」
里沙より先に舞美が呟いた。
奈々子の爪先から頭の天辺までジロジロとみている。
「かわいい・・・」
智貴が溜め息と同時に言葉を放った。
そして舞美がすかさず智貴を殴る。
「いつもの追っかけだろ」
宇田が呟く。
『・・・・』
里沙は何も言わず二人から目がはなせなかった。
廊下
『どうしたー?』
哉未は廊下に出ると少しドアから離れた。
皆の視線を痛いほどから感じるからι
「ごめんなさい・・・彼女さんに勘違いされますよね」
奈々子は俯きかげんで言った。
『いや。大丈夫だけどね』
いつもの作り笑いを浮かべながら言う。
「あの・・・調理実習で作ったんです・・・マドレーヌ。よかったら皆さんで」
ピンクを中心に可愛くラッピングされた袋を哉未に差し出した。
昨日の今日で恥ずかしいのか目をあわせようとしない。
『マジで!?いいの?』
受け取りながら奈々子の手にふれた。
「きゃあ///」
パッと手を離す奈々子。顔が真っ赤になっている。
「あっあの…じゃあ///」
奈々子は勢いよくお辞儀すると走り去った。
ポツリと残された哉未・・・周りの生徒がジロジロ見ている。
『うわ・・・かわいいね~』
走り去っていく奈々子を見ながら思わず呟いて吹き出した。