*ΒaD boY,SaD girL*
[Declaration of war]
『ぇっくしッッ!!!』
〔さみ・・・教室帰ろ・・・日数たんねぇし・・・〕
哉未はくしゃみをしながら屋上を後にした。
教室は最悪だった。
周りの気の使った雰囲気
舞美は睨んでくるし授業中ずっと視線が痛かった。
智貴はオドオドしてるし。
宇田は何も言わなかったけど明らかに機嫌が悪かった。
そして反対に里沙の明るさに苛立ちを覚えた。
昼食の時は3人バラバラだった。
いつもは男3人で屋上とか会議室とか、たまに里沙たちと5人とか・・・でも今日は昼休みになった途端みんなバラバラだった。
〔俺が悪ものかよ(-_-;)〕
周りの視線を痛いほど感じる。
ガラっ
哉未がトイレに行こうと廊下にでると、ちょうど教室に入ろうとしている宇田とはち合わせる。
『・・・』
無言で立ち止まった哉未の横を通り過ぎようとする宇田。
「もう遠慮しないから」
宇田が、すれ違い際に呟いた。
『・・・は?』
突然のことに何が何だか分からず聞き返す。でも宇田は、それから何も言わず中に入ってしまった。
『わけわかんね・・・』
軽い溜め息をつくとポケットに手を突っ込み歩きだした。
『・・・』
ふと立ち止まって教室を振り返った・・・。
まさか・・・
『宇田・・・』
目を見開いた・・・驚きとショックを隠せなかった。
あの時、感じた“違和感”の理由が、疑問がとけた瞬間だった。
〔さみ・・・教室帰ろ・・・日数たんねぇし・・・〕
哉未はくしゃみをしながら屋上を後にした。
教室は最悪だった。
周りの気の使った雰囲気
舞美は睨んでくるし授業中ずっと視線が痛かった。
智貴はオドオドしてるし。
宇田は何も言わなかったけど明らかに機嫌が悪かった。
そして反対に里沙の明るさに苛立ちを覚えた。
昼食の時は3人バラバラだった。
いつもは男3人で屋上とか会議室とか、たまに里沙たちと5人とか・・・でも今日は昼休みになった途端みんなバラバラだった。
〔俺が悪ものかよ(-_-;)〕
周りの視線を痛いほど感じる。
ガラっ
哉未がトイレに行こうと廊下にでると、ちょうど教室に入ろうとしている宇田とはち合わせる。
『・・・』
無言で立ち止まった哉未の横を通り過ぎようとする宇田。
「もう遠慮しないから」
宇田が、すれ違い際に呟いた。
『・・・は?』
突然のことに何が何だか分からず聞き返す。でも宇田は、それから何も言わず中に入ってしまった。
『わけわかんね・・・』
軽い溜め息をつくとポケットに手を突っ込み歩きだした。
『・・・』
ふと立ち止まって教室を振り返った・・・。
まさか・・・
『宇田・・・』
目を見開いた・・・驚きとショックを隠せなかった。
あの時、感じた“違和感”の理由が、疑問がとけた瞬間だった。